【現地調査】フィリピンで売れる日本の中古品4選|売れ残るモノとの違いとは?

こんにちは!オールジャパントレーディングです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、フィリピンに駐在している当社の日本人スタッフからに、
「売れるモノ・売れにくいモノのリアルな違い」について話を聞きました。
彼は現地で、販売店との打ち合わせや輸出商品の流通監督を担当しており、
日本とフィリピンの文化や暮らしの違いを日々肌で感じながら仕事をしています。

「高品質だから売れる」と思いきや、現場ではそれだけでは通用しないことも。
文化や生活スタイルの違いが浮き彫りになる、興味深いエピソードをお届けします。

✅ よく売れる商品には“暮らしに合う理由”がある

まずは、現地で人気の高いアイテムから。

  • 洋服タンス
    衣類をしっかり収納できるうえ、上部にも物が置ける多用途さが人気。収納スペースが限られた住環境にもフィットしています。

  • キッチンばさみ
    肉や魚を切るのに便利で、価格も手ごろ。どの家庭でも使える実用性の高さで安定した人気です。

  • 折りたたみ傘
    日本製は作りがしっかりしていて壊れにくく、特に雨季にはまとめ買いされることもあります。

  • ガラス製の保存容器
    電子レンジ対応で密閉性が高く、清潔感があると好評。プラスチックより選ばれる場面が増えています。

🚫 売れにくい商品の共通点とは?

 

売れにくい商品の多くは、現地の暮らしや文化にマッチしないモノです。

  • ローテーブル
    床に座る文化がないため、用途が伝わらず活用イメージが持たれにくいとのこと。

  • 湯たんぽ
    気候的にまったく必要がなく、使い方も伝わりにくいため、ほとんど手に取られません。

  • チャイルドシート
    法整備がまだ進んでおらず、使用率が非常に低いため、現段階では需要がほぼないそうです。

😲 意外なヒット商品・予想外の不人気商品

意外に売れた:ペット用品(小型犬用おもちゃ)
都市部を中心に、ペットを家族のように大切にする人が増えており、特に小型犬用のグッズに注目が集まっています。

  • 意外に売れなかった:折り紙セット・手芸キット
    教育・趣味向けに需要を期待していたものの、実際には用途が伝わりにくく、価格とのバランスも合わず、ほとんど動きませんでした。

💬 スタッフの声より

 

“高品質だからといって売れるとは限りません。
その国の暮らしに自然と入り込めるかどうかがカギだと感じています。
便利でも、どう使えばいいのか想像できないモノは、なかなか手に取ってもらえません。
「これ、使ってみたい」と思ってもらえるような見せ方が大切だと思います。”

実際に現地に暮らし、現地の人々と日々関わる中で見えてくる「リアルなニーズ」。
そこには、想像だけでは見えてこない深い気づきがありました。

モノに込められた価値を、次の場所へつなぐために

オールジャパントレーディングでは、日本で不要になった家具や日用品を、
現地の暮らしに合う形で必要とする方々に届けるお手伝いをしています。

“ただ捨てる”のではなく、“もう一度活かす”。
その一つひとつの橋渡しが、世界のどこかの誰かの暮らしを豊かにしていきます。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
日本の“もったいない”の心を、これからも世界に届けていきます。

 

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